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2021.08.18

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エナメル質形成不全

こんにちは。

あべ歯科でございます。

今回はエナメル質形成不全についてお話します。

エナメル質形成不全は、生まれつき歯のエナメル質が弱いことが原因で

生える時から歯が変色していたり、歯が欠けてしまったりする状態です。

エナメル質は本来体の中で一番硬い組織ですが、

エナメル質形成不全の歯はエナメル質の密度が低くもろいので

虫歯になるリスクが高いのです。

エナメル質形成不全の子供の歯は一般的な歯に比べて弱いので、

一度虫歯にかかると進行が早いという特徴もあります。

乳歯のエナメル質形成不全の原因

妊娠中のママの状態がエナメル質形成不全の原因になると考えられています。

妊娠初期には赤ちゃんの成長が始まっているので、妊娠初期のつわりが原因で栄養不足になったり、病気にかかって薬を飲んだりすると胎児の健康に悪い影響が出てしまうのです。また、早産など、出産時の状態もエナメル質形成不全に影響すると言われています。ただし、妊娠中の行動がエナメル質形成不全の原因だと明確に断言されている訳ではありません。赤ちゃん側の問題や遺伝が原因になっている可能性もあります。もし赤ちゃんがエナメル質形成不全だったとしてもママが責任を感じる必要はありません。

永久歯のエナメル質形成不全の原因

乳歯だけではなく、永久歯もエナメル質形成不全になり得ます。

永久歯がエナメル質形成不全になる原因として考えられているのは、乳歯の虫歯・歯茎や歯の怪我・高熱・発疹です。

「乳歯が虫歯になっても、永久歯に生え変われば虫歯が完治するので問題ない」と考える人は多くいます。

しかし、乳歯の虫歯が悪化して歯茎に膿が溜まると、乳歯の下に控えている永久歯に膿が触れ、

エナメル質が十分に形成されなくなることがあります。

予防方法

遺伝性の場合は残念ながら予防方法はありません。遺伝性でない場合は次のことを気をつければ発生を予防することが可能になります。

1.乳歯の虫歯を放置しない

乳歯だし抜け替わるから、と虫歯を放置していると根まで感染を起こし、永久歯に悪影響を与える可能性がでてきます。乳歯のうちから虫歯予防に努めましょう。

2歯をぶつけないように注意する

歯をぶつける年齢が低いほどエナメル質形成不全の重症度が高くなると言われています。お子さんが歯をぶつけないように極力注意を払いましょう。

エナメル質形成不全の治療法、ケア方法

・軽度のもの

フッ素で歯質強化

見た目が気になる場合には審美的治療(詰め物、被せ物)

・穴があいているもの

詰め物

・重度の場合

被せ物をいれて歯を保護

 

 

 

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