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こんにちは。

あべ歯科でございます。

今日は禁煙した後のお口の変化についてお話します。

*歯周病のリスク*
禁煙後、数勝間以内に歯肉の血流量などが非喫煙者のレベルまで上昇し回復します。
しかし、歯周病に対する喫煙のリスクが低下するには年月が要します。
ただ、禁煙期間の長さとともにリスクは低下します。
非喫煙者のリスクを1とすると、禁煙2年以内では3.22、11年以上禁煙すると1.15まで下がり、非喫煙者とほぼ同じレベルになると報告されています。
また、20~49歳で6年以上禁煙すると、喫煙が原因で歯周病になる割合が5%以下であるのに対して、50歳以上では、13年以上の禁煙でも約10%までにしか低下しません。
若いうちに禁煙をはじめ、禁煙期間が長いほど、歯周病治療や予防に効果的なのです。

*歯や歯茎着色*
タバコは歯周病以外にもいろいろな悪影響を及ぼします。
タールによって、歯が汚れたり、メラニン細胞が活性化されメラニンが沈着し、歯肉が黒くなることもあります。しかし、禁煙すると、血行不良が改善されることで、歯茎の色が健康的に近づく可能性があり、逆に喫煙を続けていると、歯茎の細胞のターンオーバーを遅らせてしまうため、そういった意味でも禁煙による効果はあると考えられます。

*舌の影響*
舌の表面の舌苔(ぜったい)にタールの物質が沈着し、ひどい口臭の原因になります。
さらに、舌の表面をタール等が覆い、味覚を鈍らせます。
味が感じにくくなると、味付けの濃いものに食事が偏り、高血圧などの生活習慣病の原因にもなります。
舌がんなどの口腔がんの原因であるとも言われています。

禁煙し、正しいプラークコントロールを行い、適切な歯科治療を受けることで、歯周病を大幅に改善させることができます。
歯周病の改善だけでなく、口腔がんのリスクも下がり、口臭が減る、食べ物がおいしく感じられるなど、禁煙すると沢山の良い変化が起こります。

 

 

 

「大阪 住吉 我孫子の歯科医院。あびこ駅(住吉区)すぐの歯医者です。
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