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2023.04.07

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『爪かみ癖』について

こんにちはあべ歯科でございます。
今回は『爪かみ癖』についてお話しします。
そもそも癖(習癖)は繰り返されることで身につく固定された行動です。

過度な爪かみ癖は「神経性習癖」と呼ばれることもあります。

「神経性」とは、習癖の背景に心理的な問題があり、そのために習癖という形で症状が現れることを意味します。

とはいえ、すべての爪かみに心理的な問題があるとは限りません。

爪かみが癖になるのは、かむことが快適だからなのです。

それは、食物を摂る快適さにつながります。

また爪をかみ切ったときは、攻撃性が発揮されるので、スカッとした快適さを伴います。
爪をひとかみするときに感じる快適さはわずかですが、それに勝る快適さがないとき、爪をかむことで感じる快適さは相対的に大きくなります。
実際、爪かみの癖がある人は、リラックスしているときには爪かみが減り、ストレスがかかるときや退屈な時に増えるとのデータもあります。

爪かみは4〜5歳から学童期にかけ多くみられ、それより上の年齢では次第に減少していきます。
爪かみによる弊害としては第一に、衛生面での問題です。

雑菌が身体に入りやすい為感染症などの疾病にかかるリスクが高くなります
第二に、爪の問題です。爪がギザギザになり、ときに深爪となり爪の付け根の甘皮が剥けることもあります。

これらが起こると、物を掴む際に痛みを生じる場合があります。

また、痛みや違和感があると、手元の繊細さを欠いてしまうことがあります。
第三に、口腔の問題です。

噛むため前歯に負荷がかかりやすいことが考えられますが、噛み合わせなどへの影響は指しゃぶりほどはないとされています。

爪かみ癖の背景には心理的な問題が潜んでる可能性もあるため、環境や心理面にも配慮したうえで、

爪かみをするとどのような問題があるのか説明し、自分の身体を大切にする気持ちをはぐぐむよう支援することが必要です。

『爪かみ癖』で気になることがありましたら、お気軽にお声かけください。

 

 

 

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